SimScaleでは、熱流体解析の対称面境界条件と構造解析の対称面境界条件があります。このページでは、その両方について説明します。
Symmetry | 熱流体解析
Symmetry 境界条件は、鏡面を定義します。この境界条件は、物理的な物体や形状と、予想される流れ場の分布が、その面に沿って鏡面になっている場合にのみ使用されます。この境界条件を使用することで、計算領域を実質的に半分にすることができ、解を得るまでの時間を短縮できます。
詳細には、対称境界条件は流れの変数に以下の制約を適用します。
- 対称面を横切る流束はゼロになります。
- すべての変数について、面の法線方向成分はゼロになります。
流体領域の境界上の平面または非平面の面の両方に適用できます。
| 重要 |
| この境界条件は、軸対称または周期的な流れの場合には使用しないでください(これらのアプローチ方法の詳細については、Wedge または Periodic 境界条件を参照してください)。 |
Symmetry | 構造解析
この境界条件は、鏡面となる対称面に適用できます。構造物上の面を選択して割り当てることができ、その他に入力が必要な項目はありません。ある面に Symmetry 境界条件が適用された場合、この面の変位は法線方向に固定され、接線方向には自由にスライドできるようになります。
対称面がグローバル座標系のx, y, zのいずれかの方向に垂直になるようにモデルを作成すると、ポストプロセッサで結果を確認しやすくなります。
| Tips |
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Fixed value 境界条件を使っても Symmetry 境界条件と同様の条件を設定できます。設定面に垂直な方向の動きをゼロとし、他の方向は拘束なしにすると同じ動作を実現できます。図1と同様の設定をしたい場合、以下のように設定します。 図2: Fixed 境界条件で Symmetry 境界条件を再現する |