概要
Follower pressure 境界条件は、割り当てられた面に対して垂直に作用する圧力(分布荷重)を設定できます。
通常の圧力境界条件 (Pressure) との違いは、 Pressure は変形前の状態における法線方向にしたがって圧力が作用し続けるのに対して 、 Follower pressure は非線形な条件であり、シミュレーション中に変形に対して動的に適応します。具体的には、割り当てられた面の以下の条件が考慮されます。
- 現在の変形状態
- 法線の方向の変化
- 表面積の変化
このように形状の変形状態に依存するため、非線形な境界条件タイプです。したがって、線形静解析 (Static, linear) や周波数応答解析 (Harmonic) などの線形解析には適用できません。
Follower pressure 境界条件は、以下の解析タイプでご利用いただけます。(※ Nonlinear とした場合)
設定項目
図1に、この境界条件の設定パネルを示します。
設定項目は以下の通りです。
- (P) Pressure: 加えられる圧力の大きさ。表形式・関数で入力し、可変値としても設定できます。
- Assignment: 圧力境界を割り当てる面を選択します。
Follower pressure と Pressure
非線形な梁の曲げ解析に対して、両方の圧力境界条件を適用し、比較した例を以下に示します。設定値と割り当てる面は両ケースで同じです。
Follower pressure を梁の上面に設定する場合を示します。青い網掛けは変形前の梁の形状を表します。梁が変形し始めると、 Follower pressure は変形後の形状に適応し、常に梁の上面の法線方向に力を加えます。
以下の図3は、通常の圧力境界条件 (Pressure) とした場合です。ここでも、青い網掛けで表示されている梁は初期位置を示しています。圧力境界条件が梁の変形に動的に適応せずに常にグローバル座標系の図中下向き方向に作用するため、変位の結果は Follower pressure のものとは大きく異なります。
最終更新日2021年5月26日